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工場長の知恵の輪 第5号 工場長に昇格・転勤してまずとりくんだ事

工場長で転勤したとき (昇格したとき )に先ず何をしましたか ?」5人の工場長・

センター長の生の声を伺いました。

■ 県外転勤だったのでお客様の質も量も違うので最初はとまどった。 手続きややり方も違った。二代目社長が多いので 時々顔をだして、決定権者 に月に 2~3回 会いに行った。営業マンに同行させてもらった。同時にメカと営業のパイプ役を心掛けた。

■小さい工場だったので何でもやった。フロント・生産・現場対応・ユーザー対応などメカ・フロント・コントローラーの垣根を越えて、人が少ないからみんなでやろうといった雰囲気にもっていけるよう心掛けた。午前 2回午後2回は工場内に出向きメカさんに声をかける。作業の事はコントローラーさんに任せているので口を挟まずに、世間話やメンタルな面に配慮した。

■朝礼のやり方を変えた。以前は現場 (メカさん )のメンバーだけだったが、転勤後、現場プラス・フロント・精算など事務所のメンバーも一緒に参加して情報を共有した。 ゴミ捨て場をきれいにした。業者さんも地元の方とつきあった。

■個人面談をした (メカ・事務所全体 )一人 15分ぐらいだが 40分話すこともあった。 質問内容は 、今の仕事は何をしてくれているか ? 通勤はどこから ? 家族は ? 会社や仕事面で何か思っていることは ? など。

■転勤して特に変わった事はしていませんが、毎朝 8時頃出勤し、ほうきとちりとりをもって工場を掃除しています。たまには工場の周りも掃除しますよ。 出勤時に全メンバーと挨拶したり声をかけたりします。掃除の強要はいっさいしません。 そのうちに遅刻は減るし、みんな言う事を聞いてくれるようになりました。トイレは以前から事務所・工場と当番でしてるみたいです。

■昼食の時は、食堂で空気を読んで 断ってとなりにすわる。黙ってすわる。たべる席は毎日変える。 転勤後 1年続けた。部下の仕事を知っておく。8時頃になると、一緒にお風呂にはいって今日の疲れをねぎらう。など

■私の場合、相手の事も知るが、私 (工場長・センター長 )自身のことも知ってもらう。自分の趣味。たとえば好きなくるまの話なんかから入ります。結構話が盛りあがりますよ。そのあと、「君から見て私はどう見える ?」とゆう質問を投げかけるんです。もじもじしながら部下は「・・・なんだかひまそう ?」 とか「・・・センター長の仕事がわからない ? 」とか 「・・・この間失敗したのにお客さんに謝ってもらってありがとう。」などの 日頃のいろいろな部下の思いや反応をきっかけにして、話を広げます。自分の仕事の事や思いも理解してもらうように話します。メカニックさんには 仕事のやり方。フロントさんには 仕事の取り方。 また、工場の目標と自分 (部下)の役割やポジションも知らせる (=見える化)。その上で、目の前の仕事をきちっとする大切さ、を説きます。最後に、何があっても自分 (工場長 )の責任だから、失敗を恐れず思い切りやれ !と励まします。 チャレンジしやすい環境を作ってあげないとね。「若い人が、工場長っていい仕事だな。将来工場長になりたいな。と思ってもらわないと自分も会社も延びませんよ。。。なんちゃってね (笑 )」

ー 転勤したときはさぞ大変だった事とお察しします。それでも、手間と時間を惜しまず遂行されてきた事に頭が下がります。大変勉強になりました。 5人の皆様、本当にご協力ありがとうございました。

余談ですが、先日お取引先の某センター長からすすめられて「掃除道」 を読みました。

自動車用品販売のイエローハット創業者・鍵山秀三郎さんが自ら実践し提唱してきたそうじの力が、家庭や職場や社会までも変わっていく、といった事が、学校・会社などの現場での実例をまじえて書いてあり、その変化の様子が眼にみえてきそうでした。最後の章は、さすがの碓井も少しうるっときました。 (笑)

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